欠航に負けない!!
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航空券担当
大型で非常に強い台風19号が10月12日に日本に上陸したことにより、日本航空、全日空の2社だけでも国内線と国際線で1,100便を超える便が欠航しました。影響者数は約18万人以上だそうです。
こんな台風の時に出張や、旅行に行く予定の当事者になった時はとても不安になるものです。実際今回の台風で航空会社がどんな対応をしたかをご案内したいと思います。
まずはじめに飛行機の欠航基準とその理由について説明したいと思います。
ひとつは機種の違いです。
飛行機は横風に弱く、横風がはおおむね秒速約12.5mを超えると運航が中止になることが多いです。
ただ当然ながら、大型機や、小型機など機材のサイズ違いによっても基準が異なり、さらには航空会社によっても運航基準が異なります。
こうした理由で同じ機材、同じ路線、同時間帯でもA社は運航して、B社は欠航するという場合があります。
次にあるのが、機材繰りです。
単純に飛行機が用意できないから、運休するという場合です。日本列島を横断する台風の時などは、前日に利用予定の飛行機が来ていないので、というような場合もあります。
その他にも、パイロットが体調を崩してしまい、代わりの代わりの要員が確保できない!や、とても珍しいですがシステム障害などもあり得ます。
今回のような天候による欠航は航空会社の免責事項なので、各社対応としては、自社の後日便への振替が一般的です。ただ今回のような3連休の初日ですと、後日に振替をしようとしても、すでに翌日も満席という事があります。
今回弊社のお客様で欠航にあたってしまったC社の対応は、「10月20日までのフライトへ1回のみ無料でフライトを変更します」、もしくは「手数料無料でキャンセルを承ります」というものでした。
お客様は休みを変更することは難しいので、キャンセルということになりました。是非またリベンジをお願い致します。
そして今回一番救われたお客様は、お友達の挙式に参列される方で、絶対にマルタ島に行かなくてはならない方でした。
羽田からドバイ経由でマルタ島へ行く旅程だったのですが、「羽田⇒ドバイ」が欠航になってしまいました。台風翌日10月13日から5日間くらいは一切空席がないので、後日便の代案も立てられません。
航空会社が出してくれる条件から、できるだけ早く出発できるルートを探し出し、「羽田⇒広州⇒ドバイ⇒マルタ」のルートで何とか翌日出発してもらえました。
お客様にはとても喜んで頂けましたし、旅行会社としての存在意義が発揮できてよかったです。
海外旅行に出発される方に本当にお勧めしたいのが、海外旅行傷害保険です。航空会社では免責となる下記事項に対しても、カバーされています。
・ホテルなどの客室料
・食事代
・交通費(ホテルへ移動のためのタクシー代、航空機の代わりの他の交通手段の費用等)
・国際電話などの通信費等
安心して出発できるように、旅行の申し込みは様々な相談に乗ってくれるジェイエスティへ!
海外旅行傷害保険の加入は忘れずに!お願い致します。