パスポートの必要残存有効期間 各国の情報まとめ
空港で搭乗拒否!?にならないため
海外旅行当日に、パスポートの残存期限が理由で搭乗できなくなる可能性があります。そこで、各国のパスポート残存期限についての情報をまとめましたので、ご紹介します。
残存有効期間とは?余裕が必要?
まず、海外旅行にはパスポートが必要です。そして、パスポートには有効期限がありますが、基本的には5年間または10年間のパスポートを作成できます。この有効期限内であれば海外に行くことができます。ただし、行き先の国によっては、入国時に必要なパスポートの残存期間が異なります。そのため、各国には入国時に特定の期限が必要とされる場合があり、旅行前に確認することが重要です。
渡航先の国で必要とされるパスポートの残存有効期間について、この後紹介します。しかし、残存有効期間がぎりぎりの方は注意が必要です。トラブルや飛行機の遅延、現地での入院などで帰国日が延びた場合、パスポートの有効期限が切れてしまう可能性があります。その際にはパスポートの再発行や帰国のための渡航証の手続きをしなければならなくなります。
そのため、パスポートの有効期限がぎりぎりの方は新しいパスポートを申請することをお勧めします。
各国必要残存有効期間(2025年2月出国の場合)
アジア
香港(滞在日数が1ヵ月以内の場合) | 入境時1ヶ月+滞在日数以上 |
台湾 | 帰国時まで有効なもの |
韓国 | 入国時3ヶ月以上が望ましい |
タイ・ベトナム・シンガポール | 入国時6ヶ月以上 |
フィリピン | 滞在日数以上(6ヶ月推奨) |
ヨーロッパ
イギリス | 帰国時まで有効なもの |
フランス、ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス、ベルギー、スペイン、ポルトガル | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
オランダ | オランダ出国時3ヶ月以上 |
ポーランド共和国 | ポーランド出国予定日+3ヶ月以上 旅券の未使用査証欄は1ページ以上必要 |
その他
アメリカ | 帰国時まで有効(入国時90日推奨) |
カナダ | 出国予定日+1日以上 |
メキシコ | 帰国時まで有効なもの |
ペルー | 入国時6ヶ月以上 |
オーストラリア | 帰国時まで有効なもの(ETAで入国の場合) |
ニュージーランド | 入国時3ヶ月+滞在日数以上 |
トルコ | 入国時150日以上 |
アラブ首長国連邦 | 入国時6ヶ月以上 |
乗り継ぎ便の場合
乗り継ぎ便の場合、まずは乗り継ぎ地で入国審査が必要な場合についてです。航空券の買い方によっては、観光をしない場合でも入国が必要になることがあります。そういった場合、乗り継ぎ地の入国条件を満たしていないと飛行機に乗れないことになります。
また、航空券を通しで乗り継ぎありのチケットを購入している場合や、欠航や遅延でその空港で一泊しなければならない事態が発生した場合、入国が必要になります。そのため、入国審査が不要な航空券であっても、乗り継ぎ地の入国条件を満たしていると安心して旅行を楽しむことができます。
残存有効期間が不足していた場合
海外旅行を予約する際、パスポートのローマ字表記が予約名と一致していれば問題ありません。ただし、予約後にパスポートの有効期限が足りないことに気づいた場合は、早めにパスポートを更新することが重要です。
結婚に伴い名前が変わる場合は特に注意が必要で、旅行を一度キャンセルする必要があるかもしれません。旅行の条件を事前に確認することをお勧めします。
また、出発間近にパスポートの有効期限が足りないことに気づいた場合は、申請に時間がかかるため、早めに対応が必要です。
パスポート申請のタイミング
パスポートの申請は、有効期限まで1年を切っている場合、新しいパスポートを申請することができます。古いパスポートの有効期限が切れる前に申請することで、必要な書類が少なくなりますので、早めに新しいパスポートを申請することをおすすめします。
パスポートセンターなどは平日のみ営業していることが多く、申請から受け取りまで最低でも1週間かかります。平日で2回訪れる必要があるため、休みの日を考慮して早めに申請することが大切です。
さらに、2025年3月24日からパスポートの申請方法と発行方法が大幅に変更されます。国がまとめてパスポートを作り、都道府県に送る方式となるため、以前の1週間ではなく、発行までに8営業日から12日、場合によっては2週間かかることがあります。これから旅行に行く予定の方は早めのパスポート申請をおすすめします。
また、パスポート情報を登録が必要なビザ(ESTAやETAなど)を申請する際には、入国条件や申請にかかる時間を考慮してパスポートを申請する必要があります。これらの点も合わせてご注意ください。
動画でも案内していますので、是非ご覧ください。